全羅南道 <韓国・旅行・地域>

韓国の南西端に位置する道。

面積1万1986、97平方キロメートル、人口199万4287。

1896年全国を13道に分割し、蘆嶺山脈の以南を全羅南道と改称してから道庁を光州に置いた。

光州は1986年直轄市に昇格し、全羅南道から分離したが、道庁は現在も光州にある。

道内の行政区域は5市・木浦、麗水、順天、羅州、光陽、17郡からなっている。

全羅南・北道の境を横断する蘆嶺は道内の山々の主脈となり、その一支脈は南より錦城山となり、また一支脈は東より秋月山、無等山、天冠山などとなって海に入る。

また一支脈は北西より南へ走り、月出山、頭輪山をなす。

全羅南道面積の約33%を占める全南平野は栄山江の流域である。

海岸はリアス式で半島と湾が多く、沿岸は多島海になっている。

342の有人島と1764の無人島がある。

年平均気温13℃、年降水量1100~1500ミリメートル。

ほぼ温暖多湿の気候である。

全羅南道は韓国最大の穀倉地帯で、おもに米、麦、イモ類、豆類がつくられる。

農家戸数は22万9342、耕地面積は33万2351ヘクタールである。

農村人口は1960年代以来減少、高齢化している。

多島海の沿岸は水産資源の宝庫であり、ノリ、カキ、ワカメの養殖場でもある。

工業は、稼動中の麗水の石油化学工業地帯と、これに接する光陽湾の第二総合製鉄所の建設により、光陽―順天―麗水をつなぐ三角地帯は巨大な鉄鋼・化学コンビナートとなる。

木浦は醸造、水産加工、陶磁器、漁網、麗水は製油、水産加工、造船、順天はアルコール工業が盛んである。

智異山国立公園と多島海国立公園があり、4か所の道立公園もある。

道内には全南大学校、朝鮮大学校、湖南大学、木浦大学、順天大学がある。
update:2010年02月24日